2013年12月22日日曜日

Dunedin -3- (10/28) Elm Eco Tour

ダニーデン観光のハイライト、野生動物たちを観に行きます。
街の東海岸に大きく伸びるオタゴ半島Otago Peninulaには、都市から至近にも関わらず野生動物が多く生息しており、ペンギン、アルバトロス、オットセイなどを観察するツアーが人気です。私たちもその中のひとつへ申し込みましたが、ペンギンが巣に戻ってくる日暮れ時をねらうので、午前中が空き時間に。せっかくなので、ダニーデンとオタゴ半島を一望できるMt. Cargillというお山へハイキングに行くことに。ほんと、暇さえあれば山登りです(笑)。

Mt. Cargill ~Organ Pipe~
ダニーデンから15㎞ほど北に位置する、標高676mの丘のような山。この山の1億年前の噴火によって、オタゴ半島ができたんだそうな。あまり観光客が行くようなところではないのか、駐車場の入り口が分かりにくく、通り過ぎて細い山道を随分と登ってしまいましたが、引き返して無事にスタート。ローカル達の憩いの場になっているようで、ベビーを連れた家族連れや 犬を連れてジョグで登る強者たちがちらほら。
小川とも呼べない小さな流れを渡るとすぐに、数十mに達する巨木の間を縫うように続く急な登りになります。ガイドブックにある”片道2時間程度”という情報を信じて軽い気持ちで来たことをちょっと後悔する程度にはキツイ。。が、苦労した甲斐は十分にある頂上からのこの展望☆
テレビの電波塔や巨大なパラボラアンテナが建つ山頂も少年心を大いにくすぐられますが(笑)、この山のメインは 山頂から20分ほど藪の中をかき分けて進んだ先にあるオルガンパイプと呼ばれる奇岩群。溶岩が冷却され岩になる過程で体積が縮み、ひび割れが入ることでできた柱状節理という形を見ることができます。日本にも、福井県の東尋坊や宮崎県の高千穂峡などが国の天然記念物になっています。
階段や手すりなどは見当たらず、岩をよじ登っての到着。こういう所に”立ち入り禁止”の黄色い看板が立っていないところが、NZの愛すべきところの一つですね。
 
Otago Museum
NZ国内でも有数の規模と質を誇るとのことで、ちらっとだけでも覗いてみたくて、 空き時間に押し込むように向かったオタゴ博物館。マオリの歴史、ヨーロッパ人達の渡来やゴールドラッシュの歴史などはもちろん、NZに住む動物たちに関する展示の充実っぷりは期待通りでした。絶滅してしまった大型の飛べない鳥モアをはじめ、おなじみのキウィ、ペンギンや海獣らが体系的に興味深く紹介されており、大興奮の2時間半でした☆

 Eco Tour in Otago Peninsula

Morepork:ニュージーランドアオバズク
Pukeko:プケコ
14時過ぎにユース前からピックアップされ、バンでオタゴ半島へ向かいます。街の中心部からいくらも走っていないのに、周囲の風景はあっという間に青い海と深い緑の大自然。そして、次々と目の前に現れる野鳥たちの姿。NHKの動物番組でも見ているかのような光景が、すぐそこに、当たり前に…。私からすれば もったいなさすぎる状況を、日常の一コマのようにガイドしていく陽気なおじさんにやや温度差を感じつつも、初っ端から感動の連続です。
Royal Spoonbill:オーストラリアヘラサギ


Black Swan:コクチョウ

エコツアーの最初の見どころは、ロイヤルアルバトロス。”アルバトロス”と英名はかなり格好イイですが、和名はご存じアホウドリ。羽毛をとるために捕殺されていたその昔、地上での動きが緩慢で人が近づいても強い警戒心を持たなかったためにこんな不名誉な名前を与えられてしまったんだそうですが…。このロイヤルアルバトロスは その仲間の中でも最大種で、翼を広げると3mを超えるという堂々たる存在感を示してくれます。…が、大きくなりすぎたために自力で羽ばたくことが困難で、強い風が吹く中でしか飛べないという 鳥としては確かにアホな進化を遂げてしまったと言えなくもない、ちょっと残念なにくめない奴です。
オタゴ半島の先端にはロイヤルアルバトロスのコロニーがあり、雄大な飛行姿や、運が良ければ繁殖の様子を見ることができます。てっきり、保護センターの中に入れるのかと思っていたんですが、このツアーでは残念ながら崖の上から眺めるだけ。強風吹きすさぶ中、辛抱強く待ち続けること15分。海の彼方から帰ってくる姿をキャッチ。明らかに他の海鳥とは異なるグライダー飛行で悠々と空を舞う様は、さすがの貫録を感じます。待った甲斐アリです☆

再びバンで移動し、次なるターゲットはNew Zealand Fur Seal(NZ固有種のアシカ)とYellow Eyed Penguin(キンメペンギン:NZ固有種で生息数4000程度と予測される絶滅危惧種)。ここからは、このツアー会社でしか行けないプライベートビーチに入って彼らとの遭遇を気長に待ちま…す…と思ったら、もう名前の通りに黄色い虹彩が見えるほどの距離にイエローアイドペンギンの姿が…!! ガイドによると、海から上がって火照った体を風を受けて冷やしているんだとか。私たちには冷たすぎる強風も、彼らには不足ってことらしいですね。動物たちを脅かさないように、私語と足音を謹んで進んでいく先には、ペンギンの中では世界最小のブルーペンギンが巣箱の中で休んでいたり、ビーチでくつろぐファーシールの家族の出迎えがあったりと、希少種の動物たちが目白押しです。
さらにビーチを進んだ先には、ペンギンたちに人間の姿が極力見えないようにとの配慮で作られた小屋があり、私たちはその隙間から、ビーチに戻ってくるペンギンを観察するようになっています。檻に入れられた動物を見るのではなく、私たちが小屋に隠れて覗き見るという自然ありきのスタンスが素敵です。海からは漁を終えたペンギンたちがちらほらと帰ってきて、たどたどしい足取りでビーチを渡り巣のある丘へと登っていきます。何とも言えない羊とペンギンのコラボが実現。日本人の感覚からは奇跡の光景に見えますが、彼ら自身には日常的なことのようで、お互いを気にする素振りもありません。The自然☆

帰りに、もう1箇所ファーシールのコロニーに寄り(かなりの急坂を下って登りましたが)、もはや希少種の有難味も薄れるほどイモ洗い状態のアシカたちに癒され、まぁ払った金額に見合うだけは楽しませてもらったな、と思わせる盛りだくさんツアーが終了。
ダニーデンの夜景を眺めながらバッパーに戻ったのが21時半過ぎ。その後、その日の宿のある町までNZ初の夜間長距離ドライブとなり、街灯皆無のハイウェイにハラハラしたり、宿のオーナーのおばちゃんに、レイトチェックインについて散々嫌味を言われたりしたのを、ちょこっと付け加えておきます。。。

2013年12月10日火曜日

Dunedin -2- (10/27) Taieri Gorge Railway

ダニーデンに来たからにはやっぱり野生動物に会いたい!…と思い、宿の掲示板に出ていた格安ツアーにレセプションから予約電話を入れてもらったところ、何と去年の価格表だったとのこと。がっかりというより、さすがのNZクオリティにむしろ感動していたら、レセプションのオッチャンのアドバイスと強烈なプッシュに押され負けした感じで(笑)、この日は電車の旅に出かけることに。。。

Taieri Gorge Railway タイエリ峡谷鉄道
1877年から1990年まで、ダニーデンとクロムウェル間236㎞を結び人々の足として活躍していた鉄道(Central Otago Trail)の一部が、観光列車として現在も運行。文字通り、ダイナミックな峡谷を眺めながらのんびりと列車の旅を楽しめるとあって、人気の高いアクティビティです。


「天気もいいし、今日は日曜日で平日なら行かないミドルマーチまで列車が通ってるから絶対行ってこい! あと15分で発車時間だ。電話をしておくから そこの近道を抜けて駅まで走れ!!」とオッチャンに急かされるまま、日曜朝のダニーデンを猛ダッシュ。。。9時半の発車に滑り込みセーフするというスタート。そんな第一印象のおかげで、同じ車両のお客さん達とちょっとお近づきになれましたが。。
派手な色彩の機関車の動力源はディーゼルと電気。エコですね。ゆっくりした走行速度ではありますが、街から里、里から山、そして峡谷へと景色はどんどん変化していきます。ただでさえダイナミックな景観に加え、途中 壁すれすれに通るトンネルがあったり、きついカーブを極端にスピードを落として進んでみたりと、現役時代のままのレンガの高架橋を渡ってみたりと、まったく飽きさせません。景色の良い途中駅で、少しの時間 写真休憩を挟んだりと、観光列車の魅力がそこかしこです。
終点はMiddlemarchという田舎町。雰囲気たっぷりの古い駅舎の中には、近所のおば様方が作ったハンドクラフトが売られていたり、列車のつく時間帯だけ営業しているらしいBarやCafeが駅前に数軒集中しているあたり、この列車が通っていなかったら、羊以外に何もない場所なんだろうなと思わせるに十分な静けさにあふれています。私たちも類にもれず、そのうちの1軒のBarでジャンキーにバーガーのランチ。でも、美味しいです☆バイトっぽいカウンターの男の子も、またかわいらしくておいしそうです。。おっと。
みなさん、昼間っから飲むわ飲むわ…。インバーカーギルから来ているグループの1人のおばちゃんが、とってもフレンドリーに(1歩間違えれば酔っぱらいの絡み!?)私たちのテーブルに座り込んで話しかけてきてくれ、ついでに気づいたら私のポテトフライをつまみ出し(笑)…なんてことも。まあ、袖摺りあうも多生の縁、旅は道連れ世は情け、でございます。
たっぷり1時間半の休憩ののち、列車は往路へと方向転換。行きは興奮してほとんど列車の連結に立ちっ放しで写真を撮っていましたが、帰りはちょっと落ち着いてラグジュアリーな列車旅を満喫です。私たちの車両はかなり古い型の車両が使われており、観光列車の趣が強かったですが、他には新幹線のようなモダンな車両があったり、売店車があったりとバラエティー豊か。乗っている客層も、小さい子を連れた家族連れから、お金持ちそうなご年配グループまで様々。Kiwiの国民性か、はたまたこの国ののんびりした空気がそうさせるのか、みんなとっても平和的でフレンドリー。日本の電車のくせで引き戸と思い込んで私が苦戦していると、ガラス戸の向こうから”Just push strong!!”との大合唱。無事、車両に入ると拍手が起こらんばかりの歓迎ぶり(笑)。なんか、素敵です。日本ではあり得ない。
贅沢な半日の旅を贅沢なダニーデン駅で終えて、夕方も幸せな気分で街歩きを楽しみ、1日が終了です。

2013年12月1日日曜日

Dunedin -1- (10/26)

NZで5番目に人口の多い街、ダニーデン。1860年代に近郊で金脈が発見され、ゴールドラッシュで栄えたのがこの街の起こりです。その中心となったスコットランド移民たちによって数多くのスコットランド建築が建てられ、現在でも”南のエディンバラ”なる異名を持っています。NZで最初に設立された大学、オタゴ大学があり、学園都市としての側面も持っています。
これまで”The田舎町”のロードトリップを続けてきた目には、人口12万人のこの街も大都会に映ります。が、ほんの少し郊外に足を延ばせば、ロイヤルアルバトロス、イエローアイドペンギン、ニュージーランドオットセイなどの野生動物のコロニーがあり、それらを観に行くエコツアーも盛んです。
到着初日は、軽く街を観て回る程度ということで…。

Dunedin Railway Station
まるで城のような重厚さが圧倒的な
存在感を示す、現役の鉄道駅。
1904-1907建築
First Church
ネオゴシック様式の長老派教会。
尖塔の高さは54m。
1873年建築
Otago Boys High School
丘の上に建つ現役の男子校。
1884年建築



St. Paul's Cathedral
ネオゴシック様式の英国国教教会
1915-19年建築
Municipal Chambers
街の中心にある市議会議事堂(昼)
1880年建築、1989年改築
Municipal Chambers
(夜)

今夜のお宿のYHAは、中心部にほど近いプールバー(ビリヤードができる飲み屋)2F。さすが都市のYHAとあって、前日のオワカの宿とは違って大分モダンな感じ。どっちがいいってわけでもないですけど。。