2013年7月14日日曜日

Small talk 2

 

面白いネタを仕入れましたのでご紹介。

Travel Volunteer in Japanという企画があったことをご存知でしょうか。
東日本大震災後、日本政府の後手後手の対応と、売れる絵とネタにしか興味のない海外メディアの偏向のせいで、まるで日本中が被害にあい、危険であるかのような報道が世界中に広がりました。日本の観光業界が、その風評被害に大いに苦しんだ(でいる)ことは今更言うまでもないですが、そんな中、石川県金沢市の小さな旅行会社で産声をあげたのが このプロジェクト。日本は今なお美しく 魅力豊かな国であることを、一人でも多くの世界中の人に伝えたい。そんな彼らの強い思いと地道な努力。そして、あの頃の日本にあふれていた無力感と焦燥感を抱えた多くの人々の賛同を得て始動したプロジェクトです。100日かけて47都道府県を回る旅費がタダになる代わりに、日々の旅の様子をレポート(ブログ)することがノルマです。世界85か国、1897名の応募者の中からイギリス人カップルが旅行者に選ばれ、2011年9月15日から旅がスタートしました。

…というのが、この企画の概要。ネットサーフィンの途中で発見して、彼らのブログがとても面白かったので、最近は時間ができるとあちこち拾い読みしております。きっかけこそ、”復興支援”の形をとっていますが、彼らの書いている内容はまったくの、”日本を旅したGAIJINの若者”の話。肩ひじ張らず、20代の感性と行動力と好奇心にあふれた、生き生きした内容になってます。
興味を持たれたら、ぜひそちらのブログや電子ブックを読んで頂きたいんですが、その中に 彼らの経験がギュッと凝縮された”100 Things We've Learned in 100 Days(100日で学んだ100のこと)”という とっても面白いコーナーがあるので(50日目で書いた50thingsもあります)、そこから抜粋してご紹介したいなと。前置き長くてすいません。


★ 日本には納豆という悪魔がいる・・・

★ 驚くほど多くの県が“うちのお米、お酒、お肉、味噌は日本一”だと言っている。

★ お米と豆腐はそれぞれもおいしいのだが、“おいなりさん”になるとなんと素晴らしい味!

★ 私たちはスイスの電車が最も正確だと思っていたけれど、日本に来て”電車が正確”とはどういうことをいうのかを思い知らされた。

★ 日本の赤ちゃんの60%は、頭に”ぼんぼん”をつけている。私たちは密かに彼らを”ココナッツ・ベイビー”と呼んでいる。とってもかわいい♪

★ 日本では、多くのものがやっぱり少し高いような気がするが、100円ショップという素晴らしいお店がある!そこでは本当に、すべてのものが100円で手に入るのだ。

★ 日本のトイレは、イギリスのそれとは違って、スーパー・ハイテクトイレだ!

★ ジェイミーは、36敗もの蕎麦を食べたことは記録的だと思っていたのだけれど、それは”わんこそば”の世界では鼻で笑われるレベルらしい・・・

どんなにおじぎをしても十分という事はない。そう絶対に・・・

★ ドアは押したり引いたりする前に、引き戸ではないかをチェックすることをお勧めする。
 
★ 旅館でお風呂に行くには・・・まず靴を脱いで、スリッパをはいて、部屋に入ってスリッパを脱いで、またお風呂用のスリッパをはいて・・・ふぅ。

食べるときに音を立てるのは、しだいに嫌悪感から快感に変わる。

75%以下になったコップは継ぎ足すに足る。こうして、日本人の集まりでは酔っぱらってしまう危険性が非常に高い。

日本のエレベーターはとんでもなく攻撃的で、君がガードを下げた瞬間に喜んで鼻先を持っていくだろう。

★ 懐石料理の中で受け付け難いものに出くわしたとき、カニの甲羅や茶わん蒸しの器などは絶好の隠し場所になる。

★ 日本のワンコは、ケイティ(トラベラーの女の子)よりも高価な毛染めをし、高価な衣装のコレクションを持っている。

★ つけまつげやディファインコンタクトが、若い女の子の間でビッグビジネスになっている。まるでアニメキャラのように見せることが、どうやら流行っているらしい。

★ Gaijinが、チケットカウンターの前で、そのバカでかい青い目をオロオロさせて、予約席を自由席の違いが理解できてなかったんだと長ったらしく主張してみると、ある種の寛容さを期待できる。

★ 巨大なロシアと中国のせいで、地図上の日本はとても小さいかのような幻想を抱かせるが、実際はそうでもない。東北地方で起こった出来事を理由に京都行きをやめることは、デラウェアの出来事を理由にカリフォルニア行きを断念するとか、ロンドンの事故を理由にミランにいかないとかと同じくらい、おバカなことだ。


いかがでしょう??
他にも面白いものがいろいろあるので、ご興味のある方はぜひ、元のブログをご覧あれ。大抵のページに、日本語の訳もついています。
ルポライターの彼、写真家の彼女の2人なので、どちらもプロフェッショナルで洗練された内容がお楽しみ頂けます☆
http://travelvolunteerblog.net/
http://travelvolunteer.net/
http://travelvolunteer.net/book01/pageview/pageview.html#page_num=-1

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