2013年4月25日木曜日

As time goes on...

学校に3日通いました。
まあ、初日よりマシ・・・といいますか。
耳も口もまだまだ思うように働きませんが、クラスにいることに少しずつ慣れてきたかもしれません。
居心地の良いところに留まっていていても進歩はない、と思い自分を鼓舞するしかありませんね。

やっぱり、日本の英語教育って最低だなとつくづく思います。
ヨーロッパや南米、中東からの学生達は、テストの点は最悪でも こちらが圧倒されるほど とにかくよく喋ります。よくこの単語だけでここまで文章を作るよな、と感心するほど。そして、それがきちんと通じています。
今日もコロンビアからの学生につかまって、愛と友情について熱く語られました。
”人間と動物の違いは何だい?言葉を持つかもたないかだよ。伝えられる方法を持っているのに気持ちを伝えずにいるなんて、それじゃあまるで動物と同じじゃないか!”…ってな感じ。ランチタイムに語るには、やや壮大すぎるテーマ…(笑)。
彼らの会話力はすごいですよ、マジで。私のコミュニケーション能力なんかとは、天と地ほど、セコイアと土筆(つくし)ほどの隔たりがあります。

今日は、ANZAC Dayというニュージーランドの祝日。
もちろん学校も休み。=宿題も急がない。ってことで、ちょっと長めの投稿を。
ほとんどWikiからパクって、この国のご紹介。

正式名称は英語で New Zealand、マオリ語で Aotearoa(アオテアロア:白く長い雲のたなびく地)、略称は、NZ
ちなみに漢字で、新西蘭、略称は。(1981年、当時の在日大使R.M.ミラー氏が、「米」や「英」に負けじと略称を募集した際、なんと「乳慈蘭」なる名前が選考され、極めつけに略称は「乳国」に決定してしまったという歴史があるそうな。結局、その略称は定着することなく今に至るようですが、「首相、3度目の乳訪問」とか「牛肉取引、乳と摩擦」なんていう素敵な見出しが新聞に載るところだったかもしれませんね♡)
愛称は「キーウィ(kiwi)」。NZに生息する鳥から名をとって、ニュージーランド人を指したり、”NZの”という形容詞としても、よく用いられます。日本を指すJapやNip等とは違い、侮蔑的な意味合いはまったくありません。彼ら自身も喜んで使ってます。
面積は268,680 km²。ちなみに日本は377,914 km²。ほぼ一緒。
見ての通り、主に北島と南島から成り、形も日本とよく似てます。一番高い山はクック山で3,754mで、富士山とこれまた近い。立憲君主制なのも同じです。違うのは人口密度で377人/km²の日本に対して、16人/km²。羊が人の5倍、ってのも嘘じゃないと思われます。
緯度は、北島のオークランドが茨城県日立市、南島のクライストチャーチは札幌市とほぼ一緒。ちなみに、ここクイーンズタウンは稚内と同じくらいですが、真冬でもダウンタウンにまで雪が積もることはそうないみたいです。気温は氷点下まで下がりますが。
太古に大陸から切り離され孤立し、さらにコウモリ、クジラ以外の哺乳類を欠いていたこの地には独特の生態系が発展し、キーウィやフクロウオウム、タカヘなどの飛べない鳥が現在でも生息しています。
人類が初めてやってきたのは9世紀頃。ポリネシアの島々からたどり着き、先住した彼らをマオリ人と呼びます。当時生息していた3mにもなる巨鳥モアを主な食糧とし、15世紀頃までにこの鳥を絶滅させてしまったといわれています。1642年12月にオランダ人探検家のアベル・タスマンによって西洋世界に”発見”され、1769年にイギリス人ジェームス・クックが島全体の調査を行った頃から、ヨーロッパ人による捕鯨遠征、移民の流入が始まります。犬・猫などの哺乳類が持ち込まれ、さらなる生態系崩壊が起きていくのは、もうお決まりの歴史過ぎて語るまでもないですね。
その後、マオリと移民たちとの戦争があったり、諸外国との戦争があったり、政治や経済の混乱があったり…という歴史については、また追々取り上げる機会もあるかと。
他に特筆すべきは、1990年代後半からとりわけ環境問題、自然保護政策に重点を置き、外資に売却した鉄道会社を再購入するなど地球温暖化対策に積極的な姿勢を示している点。国内各地でエコツーリズムを開催するなど観光政策と自然保護政策の両立を目指しています。おかげで広大な自然地形はロケーション撮影地として映画産業、海外メディアにも広く利用されておるのです。

そんなわけで、家の裏山にもトレッキングコースがあるので、これからホストメイトと一緒にちょっくら登ってきます。

0 件のコメント: