2013年5月14日火曜日

Great Walks - Routeburn Track -準備編-

先週のクイーンズタウンの平均気温は1/11℃程度と、冬の足音が着々と近づいているのを感じます。トランピングに出かけられるのも、もう残りわずかということで、行ってきちゃいました。
ニュージーランド南島のトランピングハイライトのひとつ、ルートバーン・トラックです。フィヨルドランド国立公園、マウント・アスパイアリング国立公園という2つの世界自然遺産にまたがり、渓谷、ブナの森、湖、河、滝と変化に富む景観を楽しめる人気の高いトラックです。その景色の素晴らしさから、Great Walksとも呼ばれています。

〈Routeburn Track〉
所要:2~4日間 距離:32km 標高差:819m(+238m) 難易度:moderate ~ challenging
 
先日まで登っていた山とは大分レベルが変わりますね(笑)。2~4時間ではなく、2~4日間です。
とは言え、DOC:Department of Conservation(NZの環境保全局)によってトラックの途中にはHut(山小屋)が設置されており、トレッキングルートもよく整備された、初心者にも挑戦可能なルートです。が、問題はそのシーズンが10月~4月であること。このシーズンであれば、、クイーンズタウンからの定期便バスも運行、Hutにも管理人が常駐、水や電気を使用することも可能で、ちょっと長めのハイキング感覚でトライすることができますが、5月現在ではその全てが利用できません。
 
▲ルートバーンにたどり着くまでに乗り越えるべき障壁▲
 ①Transportation・・・定期便はないので、自分で手配。
 ②Accomodation・・・Hut自体は使用可能。ただし、電気・ガス・飲料水の供給はなし。
 ③Weather・・・4月下旬から雪や氷に覆われることも少なくないルート。
          しかも、そのほとんどが森林限界の上を歩くので、雨・風・雪・日差しなどの影響を
          もろに受けることを十分に考慮する必要があります。
          DOCのWebサイトには、snow、cold、avalancheなどの不吉な文字が並びます。

Routeburn Track map.

メンバーは、言い出しっぺのKorean Girl、Maggie。ひと月前にこのルートを2日で攻めた経験豊富なJapanese山男、Taisuke。心優しきThai Boy、Kasidis。カナダ、オーストラリアでの観光ガイドの経験をもつ頼れる関西Girl、Megumi。そして私の5人。
予定した週末まで、天気予報とにらめっこ状態(笑)。(ただし、NZの天気予報は予報でなく占いだというジョークがまかり通るほどの 的中率の低さなんですが・・・。)ダウンタウンのDOCに連日通ってトラックの状況をリサーチ。同時に、それぞれバックパック、寝袋、ジャケット、靴etc.の調達を開始。私も、ダウンタウンから少し離れたショッピングセンターにて$90でminimum 0℃までokの寝袋をゲット。本当は-5℃くらいのスペックのものが欲しかったですが。金銭的問題で妥協。
最後の最後まで迷いつつ、これが今シーズンのラストチャンスと踏み切って、金曜夕方にオーガナイズを完了しました。
 
①トラックの入り口と出口が違うので、往復の足を別個に確保する必要があります。Megumiの交渉力のおかげで、2つの会社の乗り継ぎで何とか確保。予約には、最低4人が必要です。
 Queenstown(8:00am) to Routeburn(9:30am):$45/Tracknet
 Devide(3:45pm) to Te Anau(4:45pm):$38/Tracknet
 Te Anau(5:15pm) to Queenstown(7:45pm):$35/Great Sights
②DOCにて2泊分のチケットを購入。行程は2泊3日です。夏は$57のところ、オフシーズンは$15/泊。
前日のQT
③週末の天気は良好の予報でしたが、金曜はぐっと冷え込みクイーンズタウン周辺の山々も白い雪をかぶりました。DOCのお姉さんには、クランポン(靴に装着する金属の滑り止め)は必要ないがルートにも15㎝程度の積雪があるので充分注意すること、あぶないと思ったら必ず引き返すこと、と念を押され、さらにいざという時にSOS信号を発するためのLocator Beaconを勧められて$40でレンタル。そのあと食料をみんなで買い出しして$106(6食/5人分)。ガスバーナーはTaisukeと私のものをシェアすれば何とかなろうという話になり、荷物を分担して21時解散となりました。
 
さて、お金を払ってしまったからには行かねばなりません。
翌土曜日からのGreat Walksの旅の模様は、また明日以降☆

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