2014年1月8日水曜日

Great Week ② - Queenstown -

NOMADO 4WD Tour
クイーンズタウンでやりたい事を皆さんに募ったところ、バンジージャンプやジェットボートなどの王道を差し置いて4票すべてが集まったのがコレ。郊外のオフロードを四駆車でぶっ飛ばして大自然を満喫してしまおうというツアー。いくつかの場所から選べるんですが、どうやら皆さんLOTRにご興味がおありのようだったので、そのロケ地を回ってもらえるものをチョイス。朝9時にタウンでピックアップしてくれたのは、私たちより明らかに年若いくりくり頭の男の子。名前を忘れてしまったので、仮にDavidとでもしておきますね。このDavidが、本日のガイド兼ドライバーです。
 
最初の目的地は、この冬通いなれたリマーカブルズスキー場までの道すがらにあるポイント。ワカティプ湖から流れ出る唯一の川カワラウリバーを渡り、未舗装のワインディングロードを山頂に向けて登っていきます。半分ほど行ったところにあるルックアウトで車を降りると、この絶景!
 
背中に冠雪のリマーカブルズの山々を背負い、右手にはコロネットピーク、前方にはクイーンズタウンの街並みと、その手前にペニンシュラヒルを臨みます。このペニンシュラヒルの上から私たちの立つリマーカブルズ方面に向けて撮影されたのが、ローハンの民が都を捨てて逃げるシーン。言われてみれば、おお!同じ山の形!!
次は、バンジージャンプ場のすぐそばにあるKawarauGorgeという渓谷。ここも、第一部のラスト近くで、旅の仲間たちが川を下り2体の巨大な彫刻の間を通っていく有名なシーンのロケ地。実際には、映画の中で見えるほど大きいわけではないんですが、遠近法とCGをうまく使ってこの迫力を出しているんですね。マイコさんとオマル氏はこれがミルフォードで撮影されたものだと思って前日に盛り上がってましたが、実はこっちだったという…(笑)。
 
金の採掘で栄え、今はクイーンズタウン郊外の小さな別荘地であるアロウタウンという町でトイレ休憩ののち、車は本日のハイライトへ…。道なき道を行き、川の中をぐいぐい渡り、私たちはシートの上で跳ねらされ、窓から盛大に水は乱入し、もはやローラーコースターのような乗り心地。私たちのリアクションに乗せられてか DavidのテンションもMAXな感じで、そのドライビングテクニックをどんどん披露してくれます。


スリル満点の4WDドライブをひとしきり満喫し、川辺でコーヒーブレイク。実はここも、リブタイラー演じるアルウェンが深手を負った主人公フロドを馬の背に乗せて、9人の黒い騎士から逃れる有名なシーンの撮影地。アルウェンが呪文を唱えて川を氾濫させ、黒い騎士を退けたのがこの場所です。かなり印象的なシーンなだけに、ここが、あの!という感動もひとしお☆ この川は今も砂金が取れるとのことで、Davidの手ほどきの元みんなでチャレンジ。が、当然そんな巨大なものが取れるわけもなく、皿の底に残ったのは 言われなければ分からないような金色の塵が数粒…。ま、これも経験ってことで。

次に向かったのは、メイスタウンというゴーストタウンへ向かう道半ばの山中。一般車は通行止めって訳ではないんですが、自分の車では絶対に来たくないなと思わせる、崖っぷちを行く細~いオフロード。が、Davidは気にする風でもなくぐいぐい進んでいきます。目前に広がる風景は、これもLOTRのロケ地と言われても納得する壮大さですが、あまりにアクセスが悪いので選ばれなかったんだとか。石投げをしたり、ジャンプ写真を撮ったり、シープイヤーというフエルトのような手触りの葉っぱで遊んだり…。
 
 

最後は、リマーカブルズを臨む絶景ポイントで記念撮影をして、盛りだくさんの4時間が終了です。


タウンに戻って、クイーンズタウン一有名な食事処、ファーグバーガーで特大ハンバーガーを買い、夏のKiwiスタイル―芝生の上でランチタイム☆

 

Arnthrow Dinner Cruise
皆さんは町散策を、私は翌日からクイーンズタウンを出るための荷物の整理をして、ついでに金髪を染め直し、夕方にまた集合。(私の髪色の変化に、マイコさんとオマル氏は気付かないという驚きの事態!!)夕食を兼ねて、TSSアーンスロー号のクルーズへ出かけます。クイーンズタウンを代表するこの船は、1912年の進水以来ワカティプ湖を航行する最も大きな客船として親しまれてきたもので、石炭を燃料に現役で活躍する客船は、南半球ではTSSアーンスロー号が最後と言われています。
 
 
乗船と同時に、長谷川さんと私はたまらずビール♡ 船上からの景色を堪能し、機関部を見学し、30分ほどで船は対岸の牧場に到着します。バイキング形式の夕食と、間違って頼んでしまった(というか持ってこられてしまった)高価なワインを頂いて、駆け足でファームショーへ。NZのフォームの歴史に関するオジサンの長~い説明を聞き、牧羊犬に追い立てられて右往左往する羊たちや、ひっくり返されたとたんに動けなくなる滑稽な羊があっという間に丸刈りになる瞬間を見学して、すっかり日の暮れた湖を 今度はタウンの夜景を眺めながら戻ります。


次の日も早いので、と言ってそのままお別れしたというのに、先輩方はその後粘り強く南十字星の撮影に励んでいらしたとのこと。。その気力・体力、恐れ入ります。

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