2013年5月10日金曜日

Queenstown's hiking trail -2-

〈Queenstown Hill "Time Walk"〉
所要:2~3時間/町の中心からの往復 距離:3.6km/片道 標高差:約510m 難易度:moderate

クイーンズタウンは、眼前をワカティプ湖、背後を2つの山に囲まれた小さな町(鎌倉みたい)ですが、その山のひとつが 先日私が死線をさまよった(笑)BenLomond。そしてもうひとつが、このQueenstown Hill:マオリの言葉ではTe Tapunui(神聖な山)です。ダウンタウンからのアクセスのよさから、skylineと湖を遊び尽くした観光客の次なるエクササイズの場としても、地元民の日常的お散歩コースとしても、人気の高いトレッキングルートです。
週末の2泊山行に向けてのトレーニングってことで、学校終わりの午後、快晴の空のもと 登って参りました。

坂の町、クイーンズタウン。平地の部分なんて数百㎡くらいしかないんじゃないかと思えるほど、あっという間に急勾配の登りになります。街中からハイキングスタートです(笑)。ご丁寧な案内板に従い、はじめは斜度30度(スキー場ならエキスパートコース!!)の住宅街を登ります。これを毎日の通勤・通学でこなすんだから、そりゃKIWI達の足腰も強いわけですよ。途中で、クイーンズタウンヒルまでの道のりを人に尋ねている若者に遭遇。声をかけると、他の語学学校で英語を勉強中の学生(from Saudiarabia)とのこと。なりゆきで一緒に登ることに。
人家の裏庭的な階段を抜けたり 再度車道に戻ったりしながら、すでに大きく息が切れた頃、いよいよトレッキングコースの入り口が見えてきます。

手ぶらで水も持たず、サウジの彼が大股で少し先を歩いて行きます。こちらは、背中に学校のテキストと1.5Lの水を持参。彼のペースに付いていくのがやっと。この日の気温は11℃程度だったと思いますが、すぐに汗ばんできます。耳には、鳥たちのさえずりが心地よい☆ この町には、本当に鳥が多いです。雀も鴨もまったく人を恐れないし、日本では見かけたことのない鳥や 聞いたことのない鳴き声に、よく遭遇します。まとめて、またいつかご紹介したいものです。。。

〈歴史案内板〉
10分ほど歩くと、自然道にそぐわない鉄門が見えてきます。ここから、このトレッキングコースに”Time Walk”という二つ名がついている所以となる道が始まります。小さな岩にはめ込まれたプレートには、何とも仰々しい文章が刻まれています。
   "This pathway leads to our future.
     With each step, we seek the guidance and
     wisdom of those whe have gone
     before us; we walk with a sense of hope,
     that those who follow in our footsteps
     beyond the year 2000 can do so
     with the same sense of pride in,
     and prtection for, this beautiful place."

では、厳かな気持ちで登ってゆきましょう。。。と、言いたいところですが、例のサウジ君(名前忘れました)が、道すがらに設置されている歴史案内板のことごとくを無視して前進を続けようとするので、何とも落ち着かない(*+*) どうやら彼の英語力はspeakingに特化されたもので、readingとhearingのスペックは高くなさそうです。私の言っていることの半分も通じているかどうか…。
途中で道が2股に分かれますが、左に行くとまっすぐに頂上へと向かう道、右へ進めば歴史をたどりながら頂上へ向かうLoop routeとなり、行先は同じです。左は近道ですが だいぶ急なので、往路には不向きです。私達はもちろん右の道を選択。きちんとしたトラックなので道に迷うことはまずありませんが、高い木立が続くので昼間でもかなり薄暗い。一人だと、ちょっとさみしい道かもしれませんね。いつの間にかサウジ君の歩みがゆっくりになり、追い越し注意の状態に。。。煽らないよう気を遣いつつ、心の中では盛大に ”言わんこっちゃない、ハイペースで入りすぎだよ”と突っ込みを入れてました。尋常じゃない汗をかいているのに水の勧めを断ったのは、国民性か、はたまた彼の意地だったのか(笑)。

Loop routeを登ること30分。森林限界となり、急に視界が開けて日差しがもろに降り注ぎます。強烈です。この国では帽子&サングラスは必携かもしれませんね。この辺りからでも、周囲の山々と眼下の湖の眺望が視界に入りますが、ここはまだまだ通過点。すぐに、先ほど枝分かれした道との合流地点となり、そこからさらに頂上を目指す上り坂が始まります。日差しがこれだけ照っていても、足元にはまだびっしりと霜が降りている場所も多く、注意が必要。


そして、頂上です。ダウンタウンから1時間ちょっとで こんなにも広大な景色が望めるなんて、何だか得した気分になります。学校のみんなはまだ勉強してるんだなーなんて思うと、余計に(笑)。










サウジ君のリクエストに応えて写真を20枚ほど撮らされた後、名残惜しくも下山を開始(3時にダウンタウンで約束があったので)。下山は近道ルートを使用。往復2時間の、お手軽極上散歩でした。
また天気の良い日に、今度は一人で本でも持ってゆっくり来てみたいですね。



 ※おまけ※
登山道途中の休憩ポイントでくつろぐ若者達。
眼下にはワカティプ湖が見えているはず。
悔しいけど、妙に絵になりますよね。
アジア人だと こうはいかない。。。

2 件のコメント:

のりこ さんのコメント...

かつーん!
やっとブログにたどり着きました!
夏休にNZに行く!と行ったけれど、すでに自信がなくなるぐらい登山しすぎ(笑)

飽きずにブログの更新をお願いします。
しかし自然ていいね~
東京はやっぱり仕事して生きていく場所だわ

   のりこ

Sato さんのコメント...

ご覧いただけてよかったです☆
このブログで、少しでも風通しの良い世界をお届けできればなーと思ってます。
息抜きに、または毒を吐きにでも(笑)、ご来店をお待ちしております。