2013年12月27日金曜日

Drive to Wanaka (10/30)

Vanished World Fossil Trail
なんとも大層なネーミングですね…。モエラキボルダ―に代表されるように、オアマル周辺は太古の地形が露出した独特な景観が多く見られます。この辺りはかつて海中にあり、それが長い年月をかけて風化し露出したため、クジラやサメ、甲殻類の化石が多数発掘されています。それらの化石ポイントや壮大な奇岩群が見られるエリアをつなぎ、トレイルとして観光客を呼び込もうという魂胆なんでしょうが、何せ範囲がかなり広いので車がないとかなり非効率。どのポイントに行っても私たちの他には数組しかおらず、ゆーっくりと回ることができました。車旅の特権ですね☆

Waitaki Gorge
広大な牧場の中に露出した風化した岩壁、といった感じですが、ここも太古の地層がみられるポイント。車を進めるほど新たな景色が目の前に現れます☆
 

Elephant Rocks 
『ナルニア国物語』のロケ地となったことで一躍有名になった場所。2400万年以上前に海の中で堆積した石灰が硬化、300~200万年前に地上に隆起し、風や雨などに削られて現在のような奇怪な形に変化したという歴史の持ち主です。人の3~4倍ありそうな奇岩がゴロゴロする中、牛がのんびり草を食む…。そもそもこの土地は私有地で、そこをタダで一般開放しちゃっているという商売っ気のなさ(笑)。
 
Fossil & Geology Museum


ひたすら続く牧草地の真ん中のDuntroonという小さな町の小さな博物館。おばあちゃんが一人受付にいて、展示物の解説やお土産の販売、希望者への化石発掘のプチ体験のお世話を一手に引き受けてます。…というほどお客もいないですが(笑)。化石好きの身としては$7.5払ってでも見学させていただきます☆ この辺りで採取された古代のクジラやサメ、皇帝ペンギンより+30㎝、体重はほぼ2倍だったと予測される巨大ペンギンの化石、生態が紹介され、この辺りの地質や採取される石材などが解説されています。数こそ多くないものの、十分に興味深い内容でした。

Maori Rock Art

道路わきの岩壁に描かれたマオリの人たちの古い壁画。おそらく、数百年後に“Art”なんて大々的に紹介されるなんて思わずに、暇つぶし程度の気持ちで描いたんじゃないかと思われる壁画ですが、“歴史的価値”が付与されると落書きも芸術です(笑)。一部は岩ごとごっそりとはがされ、どこぞの美術館に出張中。そり建つ岩壁は、今では鳥たちの巣として大活躍しています。 
 
化石トレイルが終了したあとは、ワイタキ川沿いにハイウェイを上がっていきます。この川にはいくつかのダムがかけられていて、表情の異なるダム湖の風景を楽しみながらのドライブが楽しめます。私たちも、何度もハイウェイを脱線しては、ダムの真上を走ってみたり、誰もいない湖畔でランチ休憩をとったり、放水の真っ最中の岸部近くまで侵入してみたりと、車旅ならではの自由さを満喫☆




ちょっとパノラマがずれましたが、壮大なスケールのダム放水でした☆
Wanaka
クイーンズタウンの北70㎞ほどの場所に位置する、ワナカ湖に面した小さな町、ワナカ。夏はトランピングのメッカであるMt. Aspiringへの登山口として、冬は近隣のスキー場のベースタウンとして賑わうアウトドアタウンです。
横市の皆様がいらっしゃるまで時間的余裕があったので、この町でもうひと遊びしようということで、この日はここに1泊。日暮れまでまだ時間があったので、Mt. Ironという町はずれの山へハイキングへ。ウサギや羊を眺めながら、つづら折りの道を登ること40分。眼下には青く光るワナカ湖と、その向こうに冠雪の山々という絶景。明日は、その山のひとつに出かけます。

0 件のコメント: