2013年12月10日火曜日

Dunedin -2- (10/27) Taieri Gorge Railway

ダニーデンに来たからにはやっぱり野生動物に会いたい!…と思い、宿の掲示板に出ていた格安ツアーにレセプションから予約電話を入れてもらったところ、何と去年の価格表だったとのこと。がっかりというより、さすがのNZクオリティにむしろ感動していたら、レセプションのオッチャンのアドバイスと強烈なプッシュに押され負けした感じで(笑)、この日は電車の旅に出かけることに。。。

Taieri Gorge Railway タイエリ峡谷鉄道
1877年から1990年まで、ダニーデンとクロムウェル間236㎞を結び人々の足として活躍していた鉄道(Central Otago Trail)の一部が、観光列車として現在も運行。文字通り、ダイナミックな峡谷を眺めながらのんびりと列車の旅を楽しめるとあって、人気の高いアクティビティです。


「天気もいいし、今日は日曜日で平日なら行かないミドルマーチまで列車が通ってるから絶対行ってこい! あと15分で発車時間だ。電話をしておくから そこの近道を抜けて駅まで走れ!!」とオッチャンに急かされるまま、日曜朝のダニーデンを猛ダッシュ。。。9時半の発車に滑り込みセーフするというスタート。そんな第一印象のおかげで、同じ車両のお客さん達とちょっとお近づきになれましたが。。
派手な色彩の機関車の動力源はディーゼルと電気。エコですね。ゆっくりした走行速度ではありますが、街から里、里から山、そして峡谷へと景色はどんどん変化していきます。ただでさえダイナミックな景観に加え、途中 壁すれすれに通るトンネルがあったり、きついカーブを極端にスピードを落として進んでみたりと、現役時代のままのレンガの高架橋を渡ってみたりと、まったく飽きさせません。景色の良い途中駅で、少しの時間 写真休憩を挟んだりと、観光列車の魅力がそこかしこです。
終点はMiddlemarchという田舎町。雰囲気たっぷりの古い駅舎の中には、近所のおば様方が作ったハンドクラフトが売られていたり、列車のつく時間帯だけ営業しているらしいBarやCafeが駅前に数軒集中しているあたり、この列車が通っていなかったら、羊以外に何もない場所なんだろうなと思わせるに十分な静けさにあふれています。私たちも類にもれず、そのうちの1軒のBarでジャンキーにバーガーのランチ。でも、美味しいです☆バイトっぽいカウンターの男の子も、またかわいらしくておいしそうです。。おっと。
みなさん、昼間っから飲むわ飲むわ…。インバーカーギルから来ているグループの1人のおばちゃんが、とってもフレンドリーに(1歩間違えれば酔っぱらいの絡み!?)私たちのテーブルに座り込んで話しかけてきてくれ、ついでに気づいたら私のポテトフライをつまみ出し(笑)…なんてことも。まあ、袖摺りあうも多生の縁、旅は道連れ世は情け、でございます。
たっぷり1時間半の休憩ののち、列車は往路へと方向転換。行きは興奮してほとんど列車の連結に立ちっ放しで写真を撮っていましたが、帰りはちょっと落ち着いてラグジュアリーな列車旅を満喫です。私たちの車両はかなり古い型の車両が使われており、観光列車の趣が強かったですが、他には新幹線のようなモダンな車両があったり、売店車があったりとバラエティー豊か。乗っている客層も、小さい子を連れた家族連れから、お金持ちそうなご年配グループまで様々。Kiwiの国民性か、はたまたこの国ののんびりした空気がそうさせるのか、みんなとっても平和的でフレンドリー。日本の電車のくせで引き戸と思い込んで私が苦戦していると、ガラス戸の向こうから”Just push strong!!”との大合唱。無事、車両に入ると拍手が起こらんばかりの歓迎ぶり(笑)。なんか、素敵です。日本ではあり得ない。
贅沢な半日の旅を贅沢なダニーデン駅で終えて、夕方も幸せな気分で街歩きを楽しみ、1日が終了です。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

こんにちは
山歩きから一転して普通の旅行になりましたね!(笑)
こちらもやっと「冬」らしくなってきており来週末は白馬へ(クリスマス)、その後年末も白馬へ行き、1月はニセコに行ってきます。
またGO PROでいい映像取れたらYOU TUBEにでもUPしてみますんで乞うご期待?!
それでわ